FIXBOOTコマンドを実行するとパーティションブートセクタが壊れることがある

 Windows 2000/XP/2003の回復コンソールにあるFIXBOOTコマンドは、壊れたパーティションブートセクタを修復してくれる便利なコマンドですが、パーティションブートセクタの壊れ方によっては、本来のパーティションのファイルシステムを誤認して、間違ったファイルシステム用のパーティションブートセクタを書き込んでしまうことがあります。
 例えば、本来はFAT32あるいはNTFSのパーティションなのに、FAT16やFAT12のファイルシステム用のパーティションブートセクタが書き込まれることがあります。
 こうなると、そのパーティションにアクセスしても、文字化けしたフォルダやファイルが表示されるだけで、本来のデータにアクセスすることはできません。パーティションブートセクタの示すファイルシステムと実際のファイルシステムが矛盾するために正常にデータを表示できなくなっているのです。
 困ったことに、FIXBOOTコマンドには、ファイルシステムを指定するオプションがありませんので、自動的にFIXBOOTコマンドが認識したファイルシステムを受け入れるしかなく、このようにファイルシステムを誤認しても、それを修正する手立てがありません。いったん間違ったファイルシステム用のパーティションブートセクタを書き込んでしまうと、それを元に戻すことも、正しいファイルシステム用のパーティションブートセクタを書き込むこともできません。
 この状態で、間違ってもCHKDSKやScanDiskなどのツールを使ってファイルシステムを修復してはいけません。パーティションブートセクタのファイルシステムに合わせてデータ領域のファイルシステムまでが書き換えられてしまいますので、永久にデータが回復できなくなります。

 このような状態になった場合は、「パーティションブートセクタの回復方法」を参照して、パーティションブートセクタを回復してください。パーティションブートセクタのミラーが無事であれば、元通りに回復することができます。