FastTrak66のドライブにWindows 2000をインストールする

 FastTrak66の初期のWindows 2000ドライバは、そのままではWindows 2000のインストールには使えませんでしたが、最新のドライバではこの問題も解決しているようです。しかし、それでもうまくインストールできない場合があるようです。そうした場合に、一番簡単で確実な方法として、FastTrak66のドライバをUltra66のドライバとして読み込ませる方法があります(Windows 95/98/Meがある場合)。

 具体的な方法は次のとおりです。

1) Windows 9xを起動し、Windows 2000のCD-ROMの「I386」フォルダをC:ドライブにコピーします。

2) FastTrak66の最新ドライバの「Fasttrak.sys」を「Ultra66.sy_」にリネームし、「C:\I386」フォルダに上書きコピーします(元の「Ultra66.sy_」は圧縮ファイルですが、「Fasttrak.sys」は圧縮しなくてもリネームするだけで大丈夫です)。

3) 「C:\I386」フォルダの「Driver.cab」をテンポラリフォルダに解凍し、そこへ「Fasttrak.sys」を「Ultra66.sys」にリネームして上書きコピーします。

4) テンポラリフォルダのファイルをすべて圧縮し、「Driver.cab」にします(cabファイルへの圧縮については、別途cabに対応したアーカイバを用意してください)。

5) 4)で作成した「Driver.cab」を「C:\I386」フォルダに上書きコピーします。
ここまでが準備です。  これで作成した「I386」フォルダをCD-Rに焼いておくと、以後のインストールが簡単になります。

 インストールは、Windows 9xから「C:\I386」フォルダの「Winnt32.exe」を起動して行います。
 途中で、「F6」キーを押してFasttrak66のドライバを読み込ませる必要はありません。
 必要に応じて、「F5」キーでHALを選択してください。 これでインストールができるはずです。
 インストール後にデバイスマネージャで「SCSIとRAIDコントローラ」を見ると、「Ultra66」となっていますが、実際はFasttrak66のドライバが使われています。 このままで何ら問題はありませんが、「Ultra66」と表示されるのがイヤだというなら、プロパティからドライバの更新を実行し、本来のFasttrak66のドライバFDで再度Fasttrak66のドライバをインストールします。 これでデバイスマネージャの表示もFasttrak66になります。