Windows XP ProfessionalでログオフせずにAdministratorに切り替える方法

 Windows XPには、ユーザーがログオンしたまま、別のユーザーとしてログオンが可能になるユーザーの簡易切り替え機能があります。この機能は、「ようこそ」画面を使用した場合だけ利用できます。しかし、ユーザーの切り替え画面では、通常はAdministratorが表示されず、[Ctrl] + [Alt] + [Del] キーを2回押してAdministratorとしてログオンすることもできません。Administratorとしてログオンするためには、いったんログオン中のユーザーをログオフする必要があります。ログオフ後の「ようこそ」画面なら [Ctrl] + [Alt] + [Del] キーを2回押してAdministratorとしてのログオンが可能になります。しかし、次の方法で、作業中のユーザーをログオフせずにAdministratorとしてログオンすることができます。
1) まず、作業中のユーザーとは別のユーザー (あらかじめテンポラリユーザーを作っておくとよい) にユーザー切り替え機能で切り替えます。
2) テンポラリユーザーをログオフします。
3) 「ようこそ」画面で、[Ctrl] + [Alt] + [Del] キーを2回押してAdministratorとしてログオンします。

 もう1つのTIPSとして、次の方法で、「ようこそ」画面に常にAdministratorを表示するようにできます。
1) Regeditで、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsNT\CurrentVersion\Winlogon\SpecialAccounts\UserListを開きます。
2) [編集] − [新規] − [DWORD 値] をクリックし、[Administrator] と入力します。
3) 作成した [Administrator] をダブルクリックし、データに [1] を入力して [OK] をクリックします。
4) Windows XPを再起動します。
 この方法なら、常に「ようこそ」画面にAdministratorが表示されますので、ユーザーの切り替え時にもAdministratorとしてログオンできます。
 なお、これらは、いずれもWindows XP Professionalでのみ有効です (Home Editionではできません)。